ミクロ政治データ分析実習
第1回 ガイダンス
宋 財泫
関西大学総合情報学部
2024-04-11
講義概要
- 講義日:木曜日 第4時限(14:40~16:10)
- 場所:TC302教室(高槻キャンパス C棟 302教室)
- 講義内容: Rの使い方
- Rの基本的な操作 & Quarto
- データの入出力
- データのハンドリング(前処理)
- データの可視化
- 統計学、確率、多変量解析、因果推論の授業ではない。
- データ分析の手法は後期の「マクロ政治データ分析実習」
- 後期の授業ではRの使い方について解説しない。
- 到達目標:Rを用いたデータ分析の教科書が読める土台づくり
講義内容(予定)
- 第1回 イントロダクション
- 第2回 RとIDEの導入
- 第3回 Rの基本的な操作
- 第4回 プログラミングの基本的な概念
- 第5回 Quartoと再現可能な研究
- 第6回 データ収集
- 第7回 データ型
- 第8回 データ構造
- 第9回 データハンドリング(1)
- 第10回 データハンドリング(2)
- 第11回 データハンドリング(3)
- 第12回 可視化(1)
- 第13回 可視化(2)
- 第14回 可視化(3)
- 第15回 期末テスト
参考) 「マクロ政治データ分析実習」の内容(予定)
- リサーチデザイン
- 記述統計
- 統計的推定
- 統計的仮説検定
- 変数間の関係(\(t\)検定、\(\chi^2\)検定、相関分析)
- 線形回帰分析
- 交互作用
- ロジスティック回帰分析
- 分析結果の可視化
ミクロ政治とマクロ政治
データの分析単位として「ミクロ」と「マクロ」
- ミクロデータ(個票データ)
- マクロデータ(集計データ)
- 国家、市区町村、選挙区など
- ミクロにおける主体(たとえば、人)の集合
分析における「ミクロ」と「マクロ」
- 「ミクロ」のための手法、「マクロ」のための手法の区別はほぼない
- 計量分析のツールとしてのR:敷居が高い
- \(\Rightarrow\)「ミクロ政治データ分析実習」で学習
- ツールの使い方を習得から具体的な分析手法へ
- \(\Rightarrow\)「マクロ政治データ分析実習」で学習
前提知識
- ファイル・システムの理解
- フォルダー(ディレクトリ)の概念
- 相対パスと絶対パスの違いと書き方
C:/AAA/BBB/CCC.txt
や~/AAA/BBB/CCC.text
の意味が理解できること
- サポートページの「ファイル・システム」、「プロジェクト管理」、「ファイル管理」を読んでおくこと
- これができないとデータの読み込みすらきでない。
- ブラインド・タッチ (重要)
- 期末レポートは第15回の授業中に執筆する。
- タイピングが遅いと、90分内に期末レポートが完成できない。
- 第15回の授業までにブラインドタッチの練習を推奨
- この授業に限らず、現代社会で極めて重要なスキル
教科書
宋財泫・矢内勇生.『私たちのR: ベストプラクティスの探求』Web-book
成績評価
- 欠席4回以上は評価の対象外(3回まで評価対象)
- 出欠はカードリーダーを使用するため、学生証を必ず持参すること
- 30分以上遅刻は出席0.5回扱い/60分以上遅刻は欠席
- 欠席届を提出した場合は出席扱い(事前連絡/報告は不要)
- 事前連絡の有無と関係なく、欠席届があれば出席扱いとなり、提出しない場合は欠席扱い
- 計5〜6回の課題を予定
- 未提出3回以上は不可(未提出2回まで評価対象)
- 課題提出期限の延長はない (提出までの期間が長めであるため)
- 提出期限は次回講義の前日23時59分まで
- 期限内に提出出来なかった場合でも宋に連絡する必要はない(どうせ延ばしてくれない)。
- 不正行為厳禁
- 第15回の授業内 + 持ち帰りで期末レポートを執筆
- 授業内で完成した分を提出し、残りを持ち帰りで執筆して再提出。
- 持ち帰り分の解答は減点
- 未提出者は不可
- 不正行為厳禁
オフィス・アワー
宋、またはTAが研究室に待機し、事前予約なしに相談、質問などが可能な時間
- 毎週月曜日3限(13時00分〜14時30分)
- 毎週木曜日3・5限(13時00分〜14時30分/16時20分〜17時50分)
- 場所:TA227研究室(A棟の2階)
授業時間外のフィードバックについて
- オフィス・アワー以外のフィードバック方法
- 対面(推奨)
- Discord(推奨)
- Discordでフィードバックを受けたい場合は、LMSメッセージで宋に自分のDiscord IDを伝えること。
- LMS、メッセージ、メールの質問は受け付けない。
- 質問は平日9〜17時(宋の勤務時間)を推奨
- 週末、平日17時以降も受け付けるが、返信まで数時間、数日かかる。
課題
課題の遂行有無は確認しない(履修者の良心に任せる)。
- 以下の内容を熟読する。
- 本講義では簡単には説明するが、予め読んでおくこと。
- この概念が分からないと毎回の課題、期末テストの「問1」から詰む。